どうも、アドバイザーの佐々木です。
マウスピースの第二弾はクルトワです。18世紀の終わりころに創業した世界的にも老舗中の老舗の金管楽器メーカーです。
前に書いたエピソードのように初めて買ってもらった楽器の付属品を使ったことくらいで実はそんなに吹いたことがないマウスピースです。
数を吹くようになったのはジョイブラスで入ってくるものを吹くようになってからですね。多くはベッケモデルですが、10PM、11PMといったモデルもあります。
音色は明るめで上目な倍音感をもつマウスピースです。6−1/2系のプレーヤーが揃うフランスの国柄もあり、大きめのサイズはほとんど見たことがないですが結構良いんじゃないかって気がしています。個人的には意外とクルトワ以外の楽器に合うような気がしますね。ヨーロッパっぽいと言われれば確かにと感じますが、この系統の音色感が好きであればメーカー問わずいけると思います。
このクルトワというマウスピースはバックと同じように古いものを探されてる方が多くいらっしゃる印象ですね、やはり現行で販売されているものと昔のものとでは違いがありまして、リムの縦の厚み(内径ではなく、外側=ブランクの見た目)が薄くネックがぼんやりとしたなめらかな作りになっています。僕も古めのものを持っているのですが、リムの厚みが厚くなったころのやつですね。良かったとは思いますがなにぶん小さいサイズなもので…。
プレイヤーでいうと元東京交響楽団の荻野昇さん、XOカルテットの若狭和良さんがずっと使われてた印象です。お二人ともwillie'sからモデルが出てますね。
「montee」「esprit」ともに昔のクルトワのマウスピースをコピーしたような作りになっています。
willie's 「esprit」
私物のBecquet M
どうですか?ネックのところは似てますね。
そしてこれが現行のものです。
昔のものと比べてかなり変わってるのに気づくはずです。
確実な違いというと正直良くわからないです(笑)僕自身が古いものを沢山吹いているわけではないですしね…。現行のものでも、バックとかとは全然違う印象を受けるはずです。6−1/2や5G系をお使いのかたであれば試して頂きたいと思います。
今回はここまで、それではまた。
それとリサイタル終わりました!その感想などはまた!!