どうも、アドバイザーの佐々木です。
先日イベントで、山形は東根にある「管楽器工房 Brass」さんに行ってきまして。沢山の方々とお会いしてきました。山形の皆さんありがとうございました!
さて、twitterでバストロを吹くと息が足りなくなるがバレにくいブレスはどうしたら?的な質問を受けましたので、今回はブレスとフレージングの関係についてです。
大前提として
足りぬなら 吸わねばならぬ 何時も
です。
要は吸ってくださいということです。はい
ここでどう吸えば不自然に聞こえないのか、ということに直面しますが、シチュエーションにも左右されます。周りに他の音が鳴ってるのか、それが薄いのか厚いのか。同じ楽器か違う楽器かとか、ソロかハーモニーかなど状況によって音楽的に可能なブレスタイミングは変化します。実はそれはその人の個性というか絶対的なものはありません。というのも息は音であり、音楽である。ということを考えると個々人の音楽性みたいなものがブレス自体に既に存在しています。そこで、自分がこう演奏したいという欲求と物理的に足りない息とのギャップをどう埋めるかですが・・・。
それでですね、ええと…足りない場合、まずはもっと吸えるようになりましょう(笑)
僕もまだまだ足りなくて、もっと吸えるようになりたいと常に思っています。特に息量はそのまま音色に影響しやすく、本番など緊張する場面ではブレスのクオリティに影響が出やすいです。なので常日頃「自分はもっと吸えるはずだ」と少しで良いので意識して練習してみてください。
で、音楽的な息継ぎのことですが、ほとんどの場合ブレスの前の音の処理と自分の中で音楽が続いている状態かどうか…要は歌えているかということだと思うのです。
細かなことをいうとブレスの前は時間をとれるようなフレーズの減衰加減だったり、ブレス後の音の質感を気をつけることだったりするのですが、全ては歌として捉えられれば良いと考えてます。
実は管楽器以外の楽器でも音楽的ブレスコントロールみたいなものは行われていて、弦楽器やピアノでもフレーズの「間」みたいな部分とブレスは似たような関係にあったりします。ギターを弾いていたころは呼吸でフレーズの緩急をつけろと言われたことがあるのですが当時は正直良く解らなかったですね…。ですが今ならそのことも理解できます
とにかく「歌」として考える→次第にそこに必要な息量が見えてきます→足りない場合はフレーズを分割するまたは途中で吸うけれども歌としてなるだけ自然に行うという感じです。
どうですかね…。よくわからないようであればまた質問してください。
今回はここまで、それではまた。
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