どうもアドバイザーの佐々木です。
「息を使う」「息のスピード」「暖かい息」「息の柱」
など息に関するアドバイスやヒントはたくさんあります、これらは管楽器にとって息の重要性を示しているのですが、良い息の状態とはどういう状態なのか?というとイマイチ答えにくかったりしますね。とはいえなんか息的に問題があるなと思うことはあるワケで、レッスンでも息の吐きかたを変えてみてもらうこともよくあります。息の状態で変化するところは音です。経験上、息の状態を変えることをすると、たとえ唇のリードとして状態が良くなくてもちゃんと効果が出ます。
息の質感=音の質感という感じです。
僕もそうなのですが、自分のスタンダードの音の状態を決めがちなところが良くあります。本当はもっと息の状態を変えたところに自分の求めてる音の状態があるかもしれない。それが暖かい息を吐く感じなのか、ゆっくりとした感じなのか、ある程度のスピードを意識したものなのか…。個人的にはゆっくりした息で暖かく響いてくれる状態をベースに出来ると良いように思います。
もちろん唇(リード)とのバランスは大事な要素なのですが、息はより重要な部分なのです。
息も含めながらリードのバランス練習をこなすのであれば、いい状態の響きを失わないようにしながら小さくしていってミニマムな状態で同じ響きがする場所を探していく必要があります。響きの意識はとてもオススメできます。いろんな音域で音量やアーティキュレーションで響きが変わらないように意識してみてください。最終的には頭に思った質感のまま体が反応してくれるように意識できればと思います。
今回はここまで、それではまた。
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