どうも、アドバイザーの佐々木です。
管楽器にとって音はなによりも大事ですよね、音のクオリティが音楽の質の大部分を占めるといっても過言ではないと思います。
僕がトロンボーンを始めたころというのはミシェル・ベッケさんの音が好きすぎて、
「なんとかしてこの音の感じになろう」と推奨されてる奏法なんてガン無視であれじゃないこれじゃないと試行錯誤しまくっていました。結果…
まともに吹けなくなりました!!
いやー悩みましたね…当時はそのことが原因なんてわからないまま調子が悪いけどなんとも出来ない状態が約2年くらいありまして、その後少しづつ良くはなっていきました。時間がかかったのは今考えてもベッケの音という呪縛から離れていく時間そのものだったと思います。
とにかく自分の音をそのまま認めていくような向き合い方を練習の時に意識してやっていました。自分の頭にある音をそのままシンプルな形でトレースするように音出しをしていくことで自分のベーシックなサウンド感を見つけていく感じというか、自分の良い状態を引き出していく作業というのが必要でしたね。
まさに自分の声を見つける感じです。金管楽器は特に人の声と一緒で生まれ持った基本の音は変えることが出来ないけれど、マウスピースや楽器で変化する余地を残しているような感じだと思います。だからこそ自分のプレーンな音色をわかっていることで、毎日の調子や楽器のコンデイションなどを知る目安にもなりますよ。ポイントは小細工をしない、あくまでシンプルに、繰り返すことで体の反応を待ってあげることです。
今回のまとめ(初出)
自分の声を受け入れよう、佐々木はベッケの音が好き。
それでは、また。
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