どうも、アドバイザーの佐々木です。
アドバイザーのこれ聴いてみようの3回目です。
今回の曲は
クリスチャン・リンドバーグ(リンドベリ)のヴィヴァルディの冬です。
僕らの世代から上の方々は聴いたことあると思うのですが、若い子はあまり知らないかな〜?
この曲、「the winter trombone」というアルバムに入っていてヴァイオリンのソロパートをそのままトロンボーンでやっているという超絶系の演奏です。
上にある動画は一楽章だけのものですが、2楽章のメロディは良くしられているんじゃないでしょうか。
この曲自体はアルトトロンボーンでやっているみたいですね、早い、高い、跳躍はリンドバーグらしさを十分に発揮しているものの、動画の2分20秒くらいから始まるトレモロは未だに笑いが出てくるほど出来る気がしない技術ですね。
これどうなっているんでしょ?理屈ではわかるのですが出来るイメージが全くわきません(笑)息もどんだけ続くんだと思います。
リンドバーグといえば超絶技巧のイメージが先行しがちですが、実は彼の歌い方がとても僕は好きですね。ゆっくりした曲の歌の感じとか凄く良いですよ!良い意味でトロンボーンらしくないというか。
昔から思っているのですが、この人の頭の中になっている音は弦楽器のそれに近いのではないかと思うんですよね。音のスピード感やビブラートの感じと聴いてるとそう思います。
最近は指揮者としても精力的に活動しているリンドバーグですが、トロンボーンは表現の一つのツールに過ぎないんだな、と思わせるプレーヤーです。
今回はここまで、それではまた。