寒いです、寒いです、寒いです…どうも、アドバイザーの佐々木です。
「好きこそものの上手なれ」
とは良く言ったもので、夢中にそれを続けることで上達していく状態を表している言葉ですが、最近本当にそう感じた出来事が続きました。
お二人いまして、その二人ともYouTubeでひたすら演奏を視聴して練習するというのを繰り返しておられるとのことでした。お一人は地方から何度かお店に来られている方で、僕はしばらくお見かけしなかったのですがこの間久しぶりに来店されて、試奏を聞いていたら、あまりの上達ぶりにびっくりしました。もう一人は中学生、この子はレッスンもしたのですが好きなプレイヤーの演奏をYouTubeを聴きまくり、楽譜も持ってないけどひたすら耳コピをして曲を練習しているらしく、Davidとかを普通に吹いていてこれまたびっくりしました。
いや、本当に便利な時代になったなと…
世界中のあらゆる人が発信者になれるしそれを受け取ることが出来るというのは改めてすごいと感じましたね。確かに良い生音、波動みたいなものが近くで触れられるならば最高の環境だと思いますが、地方に住んでいたり、金銭的な面など現実的になかなか難しい環境にいるトロンボーン大好き人間にとって、インターネットで受け取れる情報はとても価値があります。
僕が広島の学生だったときはまだネットもそんなに普及していませんでしたし、当時はCD、テレビやラジオ、そしてたまにある演奏会だけが頼りでしたね。それでも比較的間近で聴ける機会が多かったのは運が良かったと感じています。その中で自分なりに試行錯誤しながらこの曲が吹きたいという欲求、何度もトライ&エラーを繰り返す練習がとても大切になってきます。
ひとつの課題に対して、
「なんかなかなか出来ないんです。」
というのと
「出来ないのですがこういう風にやろうとしてます」
というのは同じ出来ない状況でもとてつもなく大きな差として表れてきます。
それをどれだけ貪欲に続けられるか、より良いクオリティを欲するかというのが重要だということを改めて認識できた出来事でした。
今回はここまで、それではまた。
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