どうも、アドバイザーの佐々木です。
今回はフランスの常識非常識の第3回です。
一人より二人、みんな集って基礎練習
フランスでレッスンといえば、朝クラスの全員が集まって色々なパターンで一緒に基礎練習をするのですが実は普段の練習も人と一緒に基礎練習をすると良いとされていました。
実際、これが良いんですよ。人とやるとテンポやイントネーションが独りよがりにならないのと周りを聞きながら自分も吹くことで、より質感を感じながら練習することができます。
僕がおすすめする組み合わせは同じくらいのレベルの人とやることで、効果がより良くレベルアップしていくことが可能です。
もちろんレッスンとかで上手な方とやるのも効果は出ますが個人的には同じくらいのレベルの仲間とやるのが良いと思います。
その昔ですね、先生から「明日から毎朝学校に来て二人で練習しろ」といわれまして。
現れました、ブノワ君。当時彼は16、17歳くらいだったかな?いいやつだったんですがね、
まあ朝来ない…
いや、少しは来るんですよ週に2、3回くらいね。来た日は一緒に練習するんですけど
疲れた
ちょっと休憩
もう帰っていい?
その3つのコンボです。いや彼はいいやつなんですよ(2回目)
でもまあ僕は放っておいたんですね、いる間は一緒にやって。
そしたらですね。1か月後のレッスンの日に学校の部屋貸し台帳を見た先生がぶち切れましてね。
僕もちゃんと一緒にやってやれみたいなことを言われましてね…、
いやいやいやいや、ちょっとまって
流石にそこまで面倒みきれないっす…
その日からは5日くらいですかね、来ましたよブノワ君。いいやつなんでね(3回目)
でもというかやっぱりというか来なくなりましてね。
そのうちレッスンにも来なくなったんですよ。
それで先生に聞いたんですよ。
「ブノワはどうしたんですか?」
「あいつは退学になったよ」
「は!?」
「いや、あいつは自分の課題をやらないんだから習ってても意味ないだろ?」
「……そうで…すね。」
そんな感じでですね、彼は退学になりましたとさ。
話が若干逸れましたがとにかくあれですよ、
基礎練習は友達とやろうよということでした。 ブノワ元気かな?
それでは、また。
質問はtb@joybrass.co.jpまで